たんぽぽの綿毛

風か息を吹けば
ひとつずつになって
飛んでいく
それまではこうして
しっかり付いて
丸くかわいいんだよね
たんぽぽの綿毛
けれど覚悟しているかのように
少しでも揺れれば脆い
かつては綺麗な黄色の花びらが
太陽に向かって
思い切りひろがっていた
たんぽぽ
当たり前に道端に咲く
人々は当たり前に目にする時
綿毛を想像しない
永遠の約束など無いように


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心に花束を唇に微笑みとメロディを

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