杜子春

古い物語で、「杜子春」って知ってる方どのくらい居るのかな。
私は、ある時からこの物語が心の源に在り続けるようになったのだけど。

人は、侘しい時は、物事の一つ一つに目が向けられ些細な感謝を感じたりしてその些細な事にも大切にするものだけど、山を登って頂上に来た時、見える景色の素晴らしさに目を奪われ、そこまでくる間に感じた感謝だったりそれによって生まれた優しさだったり有難いことを大切にする気持ちだったりをたくさん忘れてしまうことが多大にある。
誰もが持つことなんだろうと思う。
さてその、これまで感じてきた深い感謝や有難い気持ちをずっと持ち続けられるだろうか。どれだけ。
また気づく時は、頂上からまさかの転落をした時か。無事に下山した時か。

侘しさにまた出会ったりしないと、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」なのかもしれない。
で、人は、何が1番大事なのかを知る。
もてはやされている時は周りにたくさん囲まれ、褒め言葉が溢れるだろうね。ひとたびその人に魅力を感じなくなったらいつの間にか周りは誰も居なくなるし侘しくなるね。
その魅力って?
お金でもあるだろう。才能でも、地位でもあるだろう。そして信用。

何を大事にし、どんな人に囲まれた生活なら安心できるだろう。幸せを感じるだろう。
一人ぽっちはいやだよね。
食べれない、寝る場所が無いなんて落ち着かないよね。


私が許せないのは、人が人を脅かすこと、無抵抗の人に対して暴力ふるうこと、争うこと。
そんなの無しに、今日も眠りにつける場所がある、ということだけで感謝だなぁと思うしそれを忘れたくないです。
それから、私の名を呼んでくれる人、愛を持って私を正してくれる人、私のために涙を流してくれた人のことは、ずっと頭が上がりません。自分以外の、精一杯前進している人々にも尊敬でいっぱいです。

いつも忘れたくない、初心と感謝。
それは私のお守りでもあります。

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心に花束を唇に微笑みとメロディを

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